ジャスミン(アブソリュート)Jasmine

精油図鑑

甘く濃厚で華やかさとエキゾチックさを合わせ持つ香り

植物情報

原料植物名:ジャスミン、ロイヤルジャスミン、スパニッシュジャスミン
別名:オオバナソケイ
科名:モクセイ科
学名:Jasminum grandiflorum
学名の別名:Jasminum officinale
主な産地:インド、フランス、エジプト、モロッコ、中国など

北イランからアフガニスタン、カシミールなどを原産地とする、モクセイ科のつる性低木。
白く大きな花を咲かせ、インドでは初夏から秋にかけて開花し、収穫されます。

夕方から夜にかけて花が開き、甘く濃厚で華やかな香りを漂わせることから、古くから香料植物として親しまれてきました。「ジャスミン」の名前は、ペルシャ語やアラビア語のヤスミン(yasmin)に由来するとされ、香りのよい植物を表す言葉として知られています。

芳醇な香りは古くから人々を魅了し、クレオパトラが愛した香りともいわれています。

精油情報

抽出部位:花
抽出法:有機溶剤抽出法
色:濃い琥珀色〜赤褐色
揮発度:ミドルノート(〜ベースノート)
香りの強さ:中(〜強)
香調:フローラルノート
主な成分:酢酸ベンジル、安息香酸ベンジル、フィトール、スクアレン2,3-オキシド、イソフィトール、酢酸フィチル、リナロールなど。

香料となる花は非常にデリケートで、インドでは開花した花を、香りが1番強くなる真夜中から日の出前にかけて、人の手で丁寧に摘み取りできるだけ早く抽出工場に運ばれていきます。

ジャスミン・グランディフロラムの花は非常に小さく、1kgあたり約11,000〜12,000輪にもなるとされ、収穫には多くの手間がかかることから、天然香料の中でも特に貴重なもののひとつです。

熱によって香り成分が変化しやすいジャスミンは、水蒸気蒸留ではなく有機溶剤を用いて香り成分を抽出します。この方法で得られる芳香物質を「アブソリュート」と呼びます。

精油の働き

甘く濃厚で華やかな香りが特徴のジャスミンは、香水をはじめ、その香りを楽しむための製品などに幅広く利用されています。

アロマテラピーでは、緊張や不安、孤独感などで気持ちが沈んでいるときに、心を穏やかに整え、前向きな気持ちを取り戻すために利用されます。

また、女性の月経や更年期など、ホルモンバランスの変化に伴う心身の揺らぎ、分娩にまつわる場面に用いられてきた歴史があります。(妊娠中の使用はお勧めしません)
非常に濃厚な香りを持つため、少量でも十分に香りを楽しめる精油です。肌への使用では刺激を感じる場合があるため、敏感肌の方は低濃度から試すなど注意が必要です。

利用シーン

アロマテラピーでは次のような場面で利用されています。

心:不安や緊張、孤独感などで気持ちが沈んでいるときに、心を落ち着かせ、穏やかで前向きな気持ちを取り戻すためや、心を包み込むような安心感を与えたいときに利用されています。

体:月経前や月経中など、女性のリズムに伴う心身の揺らぎに利用されてきました。古くから女性の健康や出産にまつわる場面で用いられてきた歴史がありますが、妊娠中は使用を控えるなど注意が必要です。

肌:化粧品やスキンケア製品、ヘアケア製品などに香りづけとして利用されています。肌や髪をしっとりと整え、艶やかな印象を与える目的で利用されることがあります。肌への刺激を感じる場合があるため、敏感肌の方は注意が必要です。

生活:香水やフレグランスなど、華やかで濃厚な香りを楽しみたいときに利用されます。少量でも存在感があります。ディフューザーや芳香浴、手作り香水のブレンドなどにも向いています。

主な作用:強壮、抗うつ、神経強壮、鎮静、通経、皮脂調整作用など。

おすすめの使い方


芳香浴、手作りコスメなど。

注意

  • 妊娠中、授乳中は使用を控える。
  • 鎮静作用があるため集中力を低下させる可能性がある。
  • 刺激性があるため、敏感肌の人は注意が必要。

スピリチュアル

チャクラ:②セイクラル

  • 対極のエネルギーを結合させる。
  • 催淫作用は、男性・女性の対局の存在を性エネルギーによって霊的なものに成長をさせ、愛という名のもとの隔たりはないという理解を助ける。
  • 自己の持つ、芸術的センスや創造力を高める。
  • バランスを取り戻させ、可能性や希望、つながり、自信をもたらす。

アーユルヴェーダ

ドーシャへの影響:V↑、P↓、K↓
エネルギーの質:冷却、湿性

相性の良い精油

ほとんどのシトラス系とウッディ系との相性が良いです。香りが強いため少量ずつブレンドするのがお勧めです。

・ゼラニウム、ローズマリー、バジル
・ラベンダー
・シナモン、コリアンダー、クローブ、ブラックペッパー
・サンダルウッド、シダーウッド、シベリアもみ、サイプレス、ローズウッド
・フランキンセンス、ミルラ


AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」学習のポイント

AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」覚えておきたいポイント

原料植物名:ロイヤルジャスミン
別名:オオバナソケイ
科名:モクセイ科

抽出部位:花
抽出法:有機溶剤抽出法(アブソリュート)


・フローラルな香気を持ち、香水などによく使われる香り。
・「ジャスミン」と名のつく植物は多いが、精油になるのはその中のごく一部。
・ジャスミンティーの香り付けに使用されるビアジャスミン(茉莉花)とは異なる。
・たくさんの花からわずかな量しか取れない貴重な精油。
・皮膚刺激に注意。

※この項目は、AEAJアロマテラピー検定の学習をサポートする目的で作成したオリジナルコンテンツです。AEAJの公式教材ではありません。受験の際は最新の公式テキスト・試験要項もあわせてご確認ください。

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参考文献

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