心を和らげスキンケアに優れたリンゴのような爽やかな甘さの香りを持つ精油
植物情報
原料植物名:ローマンカモミール
別名:カモマイル ローマン
科名:キク科
学名:Chamaemelum nobile、Anthemis nobilis
主な産地:イギリス、イタリア、ハンガリー、ドイツ、フランスなど。
ローマンカモミールの名前は、古代ギリシャ語の「カモマイル(大地のりんご)」に由来するとされています。その名のとおり、花だけでなく、葉や茎を揉んだときにも、りんごを思わせる甘くフルーティーな香りが感じられるのが特徴です。
草丈は10〜30cmほどのキク科の多年草で、細かく切れ込んだ葉をつけ、中央が黄色く、周囲に白い花びらを持つ可憐な花を咲かせます。茎は地面を這うように横に広がり、芝生やグラウンドカバーとしても利用されます。一重咲きや八重咲きのほか、花をほとんどつけない品種もあります。
同じキク科のジャーマンカモミールもよく似た花を咲かせますが、一年草で、茎が上に伸びて成長するのに対し、ローマンカモミールは多年草で、地面を覆うように広がります。
花はジャーマンカモミールよりやや大きい傾向があります。
ローマンカモミールは、周囲の植物の近くに植えることで、病気や害虫にかかりにくくし生育を助ける「コンパニオンプランツ(植物の医者)」としても知られています。
精油情報
抽出部位:花
抽出法:水蒸気蒸留法
色:淡い黄色〜薄い青みのあるグリーン
揮発度:(トップ〜)ミドルノート
香りの強さ:中〜強
香調:フローラルノート、ハーバルアロマティックノート
主な成分:アンゲリカ酸イソブチル、ブチルアンゲラート、3−メチルペンチルアンゲラート、酢酸イソブチル、イソミルアンゲラートなど。
ローマンカモミール精油は、りんごを思わせるフルーティーな甘さと、青みを帯びた若々しく爽やかな香りが特徴です。花から抽出されますが、華やかなフローラル調というより、みずみずしい果実を思わせる香りが際立ちます。
ジャーマンカモミールと比べても、すっきりとした爽やかさが感じられます。香りに存在感があり、少量でも広がりやすいため、ほかの精油とブレンドする際は少しずつ加え、全体のバランスを見ながら調整するのがおすすめです。また、花から得られる精油の量が少ないことも特徴のひとつです。
精油の働き
ローマンカモミール精油は、肌を整えるスキンケアや、心を穏やかにしたいときに役立つ精油です。
敏感になった肌や肌荒れを防ぐケアに利用され、不安やイライラ、落ち込んだ気分を和らげ、リラックスしたいときや心地よい眠りを迎えたいときにも親しまれています。
利用シーン
アロマテラピーでは次のような場面で利用されています。
心:不安や緊張、イライラを感じるときや、気分が落ち込んだときの芳香浴などに利用されます。気持ちを落ち着け、リラックスしたいときにも適しています。
体:休息や睡眠前のリラックスタイムにも取り入れられます。また、小さな子のぐずりや、寝つきの悪い子のリラックスケアにも利用されます。また、歯が生えはじめる時期の不快感に対して、希釈したものを頬に塗布する方法が紹介されることもあります。が※乳幼児への使用は安全性に配慮が必要です。
肌:敏感になった肌や赤み、かゆみなどのスキンケアに利用されます。コラーゲン産生促進や角層の水分量を上げる作用が期待されています。
生活:湿気が溜まりやすい場所のカビ予防や水虫ケアなどにも利用されます。
主な作用:抗真菌、抗炎症、鎮静、消炎作用など。
おすすめの使い方
芳香浴、沐浴、湿布、トリートメント、手作りコスメなど。
注意
- ブタクサなどキク科アレルギーのある人は使用しない。
- 妊娠中、授乳期間中は使用しない。
- 酸化しやすいので冷暗所で保管する。
スピリチュアル
チャクラ:⑤スロート
- どのチャクラに対しても同様や活動過多を調和させる。
- 母性的癒しのエネルギー。
- インナーチャイルドを癒す。
- 献身的な愛と自己犠牲を見つめ直す。
アーユルヴェーダ
ドーシャへの影響:V−(大量に使用した場合↑)、P↓、K↓
エネルギーの質:冷却、中性
相性の良い精油
・ゼラニウム、クラリセージ
・グリーンマンダリン、タンジェリン、ベルガモット
・イランイラン、ラベンダー。ローズ、パルマローザ
・オークモス、シダーウッド
・フェンネル、シナモン
AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」学習のポイント
AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」覚えておきたいポイント
原料植物名:ローマンカモミール
別名:ローマカミツレ
科名:キク科
抽出部位:花
抽出法:水蒸気蒸留法
・「カモミール」という名前は古代ギリシャ人が「カマイメロン(大地のリンゴ)と呼んでいたことに由来する。
・ローマンカモミールは多年草。
・リンゴのようなフルーティーな青みのある香りが特徴。
・大量の花からわずかな精油しか取れない。
《ジャーマンカモミールとローマンカモミールの共通点と違う点》
・同じキク科。
・ジャーマンカモミール:濃い青い精油。一・二年草。
・ローマンカモミール:薄い黄色。多年草。
※この項目は、AEAJアロマテラピー検定の学習をサポートする目的で作成したオリジナルコンテンツです。AEAJの公式教材ではありません。受験の際は最新の公式テキスト・試験要項もあわせてご確認ください。
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参考文献
