グレープフルーツ Grape fruits

精油図鑑

ほろ苦く甘酸っぱい爽やかな果実そのものの香り

植物情報

原料植物名:グレープフルーツ Grape fruits
科名:ミカン科
学名:Citrus Paradisi
主な産地:アメリカ、アルゼンチン、南アフリカ、メキシコ、ブラジル

常緑の果樹で、熱帯から亜熱帯を中心に栽培されています。
グレープフルーツ(Citrus × paradisi)は、ポメロ(ブンタン)とスイートオレンジの自然交雑によって生まれたと考えられている柑橘類です。

18世紀半ばにカリブ海のバルバドスで生育が確認されました。
果実がブドウの房のようにまとまって実ることから、「グレープフルーツ」と呼ばれるようになりました。かつては「禁じられた果実(forbidden fruit)」とも呼ばれていました。

1830年に発表された学名のparadisi は「楽園」を意味するラテン語に由来し、「禁じられた果実」と呼ばれていたこととも関連して、グレープフルーツには「楽園の果実」を思わせる名称が与えられたと考えられます。
19世紀にはアメリカにも広まり、フロリダを中心に栽培が広がり、カリフォルニアなどアメリカ各地でも栽培されるようになりました。現在では、世界各地の温暖な地域で栽培されています。

果肉は品種によって白、ピンク、赤などがあり、甘味と酸味に加えて、グレープフルーツ特有のほろ苦さを持つのが特徴です。

精油情報

抽出部位:果皮
抽出法:圧搾法
色:黄色
揮発度:(弱〜)中
香りの強さ:トップノート
香調:シトラス・ノート
主な成分:d -リモネン、β-ミルセン、α-ピネン、サビネンなど。

果皮を圧搾して精油を抽出します。
精油は、甘酸っぱくほろ苦さの甘さのある爽やかな果実そのものの香りがします。
若すぎない若々しさやフレッシュ感を与えてくれます。

精油の働き

グレープフルーツ精油は、爽やかで明るい香りから、気分をリフレッシュしたいときや、前向きな気持ちを取り戻したいときに用いられます。イギリスでは、冬場の日照時間の短縮によって起こる季節性情緒障害(SAD)に対する効果も認められています。

血流を促し、体脂肪の分解や燃焼に関わるホルモンに働きかける作用が報告されており、減量を目的としたダイエット食品や飲料などにも利用されています。一方で、消化不良の改善や食欲増進にも用いられるため、目的によって使い分けることが大切です。

むくみやセルライトにも働きかけるとされ、マッサージにも利用されますが、
肌に塗った後に日光や紫外線に当たると、肌トラブルを起こすことがあるので注意が必要です。

利用シーン

アロマテラピーでは次のような場面で利用されています。

心:気持ちを前向きにしたいときや、ストレスや気分の落ち込みを感じたときや、無気力や不安などがあるときに利用されます。

体:脂肪の代謝促進、冷やむくみ、セルライトケア、消化不良や食欲不振にも用いられます。

肌:切り傷や火傷の治りを促すのに用いられています。(日中の使用には注意が必要です。)

生活:朝の目覚めや仕事・家事の合間の気分転換に。空間を爽やかに整え、気持ちを切り替えたいときや就寝前のセルフマッサージにも役立ちます。



主な作用:抗不安、高揚、刺激(消化器・リンパ)、鎮静作用など。

おすすめの使い方


芳香浴、吸入、湿布、トリートメント、手作りコスメなど。

注意

  • 光毒性。日中や紫外線にあたる前の使用は控える。
  • 酸化しやすいので、開封後は6ヶ月を目処に使い切る。
  • 酸化した物は使用しない。

スピリチュアル

チャクラ:③大陽神経叢 ⑤スロート

  • 何にもとらわれない自由な精神に
  • 人生を純粋に楽しむ強さ

アーユルヴェーダ

ドーシャへの影響:V↓、P↑、K↓
エネルギーの質:保温、乾燥

相性の良い精油

柑橘系、フローラル、レジン、ハーバル、ウッディ、スパイスなど、ほとんど全ての精油と調和する使いやすい精油。


AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」学習のポイント

AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」覚えておきたいポイント

原料植物名:グレープフルーツ
科名:ミカン科

抽出部位:果皮
抽出法:圧搾法


・名前の由来は、果実がブドウのように鈴なりにつくからと言われている。
・甘酸っぱくさわやかなグレープフルーツ果実そのものの香りが特徴。
・光毒性があるフロクマリン類(ベルガプテン)が含まれるため使用には注意が必要。

※この項目は、AEAJアロマテラピー検定の学習をサポートする目的で作成したオリジナルコンテンツです。AEAJの公式教材ではありません。受験の際は最新の公式テキスト・試験要項もあわせてご確認ください。

注意・免責事項
アロマテラピーは医療行為ではありません。本サイトに掲載している内容は、精油に関する一般的な情報や伝統的な利用法、文献をもとにまとめたものであり、効果や効能を保証するものではありません。
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参考文献

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