古くから神聖な場面で使用されてきたお香のような香りの精油
植物情報
名前:フランキンセンス Frankincense
原料植物名:ニュウコウジュ
別名:ニュウコウノキ、オリバナム、乳香、ルバーン
科名:カンラン科
学名:Boswellia sacra (Boswellia carteri)
主な産地:エチオピア、ケニア、ソマリア、オマーン、イエメン
乾燥地帯に生育する樹高2〜10mほどになるカンラン科ボスウェリア属の低木〜小高木です。
木の幹を傷つけると、乳白色〜淡い黄色の香りのある樹脂が分泌します。
「乳香」という和名はそのことに由来しています。
その樹脂は、空気に触れて固まります。乾燥した樹脂は焚くことでより豊かな香りを放ちます。
フランキンセンスの香りは、古代エジプトでは、神に祈りを捧げる際に、香りを焚く「※薫香」として古くから宗教儀式や神聖な場面で使われていました。焚かれた香りから立ち昇る香煙は、祈りとともに天へ届くと考えられていました。
また、新約聖書では、イエス・キリストが誕生のお祝いに東方の博士によって、黄金・乳香(フランキンセンス)・没薬(ミルラ)を贈ったことが記されています。
このように、古代エジプトの神殿やキリスト教の教会など、神や神聖なものに対する祈りを捧げる際に香りを使う歴史は古く、文献を遡るだけでも数千年以上の歴史があるといわれています。
※「薫香」で使われるのは精油ではありません。
精油情報
抽出部位:樹脂
抽出法:水蒸気蒸留法
色:淡い黄色
揮発度:トップ〜ミドルノート
香りの強さ:中
香調:バルサム・レジンノート
主な成分:α-ピネン、d-リモネン、p-シメン、サビネン、ミルセン
乳白色の樹脂は空気に触れると固まります。それを数週間乾燥させ水蒸気蒸留法で精油にします。
精油の働き
深く穏やかな樹脂の香りは、気持ちを静かに落ち着かせ、呼吸を意識しやすい心地よい空間づくりに役立つとされています。考えごとが多いときや緊張しているとき、瞑想やヨガ、深呼吸などの時間にもよく利用されています。
利用シーン
アロマテラピーでは次のような場面で利用されています。
心:気持ちを落ち着かせ、意識をはっきりさせたい時に利用されます。
体:風邪の引きはじめなどの咳や気管支の炎症を和らげたり、鼻炎、体を温めるのに利用されます。
肌:シワやたるみ、肌の引き締めやアンチエイジングに利用されます。
主な作用:去痰、抗うつ、抗炎症、抗カタル、収れんなど
おすすめの使い方
芳香浴、沐浴、吸入、湿布、トリートメント、手作りコスメなど
注意
- 古いもの、参加したものは使用しない。
- 酸化したものを繰り返し使用するとアレルギー反応を引き起こす可能性がある。
スピリチュアル
チャクラ:①ベース、⑤スロート、⑦クラウン
- 気持ちを落ち着けグラウンディングする
- 個人の成長を妨げる過去へのこだわりを解く手助けをする
- 妨害されていると感じる古い束縛を洗い流す
- 呼吸を深くゆっくりにし、心身を瞑想状態にする手助けをする
アーユルヴェーダ
ドーシャへの影響:V↓、P ↑、K↓
エネルギーの質:熱、乾燥性
相性の良い精油
・レモン、オレンジ、グレープフルーツ、
・イランイラン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズ、
・カルダモン、コリアンダー
・サンダルウッド、シダーウッド、ローズウッド
・パチュリ
AEAJ アロマテラピー検定 1/2級 「精油のプロフィール」学習のポイント
AEAJ アロマテラピー検定 1級 /2級「精油のプロフィール」覚えておきたいポイント
原料植物名:ニュウコウジュ
別名:ニュウコウノキ
科名:カンラン科
抽出部位:樹脂
抽出法:水蒸気蒸留法
・乳白色の樹脂は空気に触れると固まる。
・「新約聖書」の中で、イエス・キリスト誕生の際に、黄金・乳香(フランキンセンス)・没薬(ミルラ)を贈られた。
・古代エジプトの神殿や、キリスト教の教会など、神聖な場で神に捧げる香りに「薫香」として利用されていた。
※この項目は、AEAJアロマテラピー検定の学習をサポートする目的で作成したオリジナルコンテンツです。AEAJの公式教材ではありません。受験の際は最新の公式テキスト・試験要項もあわせてご確認ください。
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参考文献
