クラリセージ Clary Sage

精油図鑑

女性に寄り添う甘く温かみのあるやさしい香り

植物情報

原料植物名:クラリセージ Clary Sage
別名:オニサルビア、マスカテルセージ
科名:シソ科
学名:Salvia Sclarea
主な産地:フランス、ハンガリー、ブルガリア、ロシア

クラリセージ(Salvia sclarea)は、地中海沿岸から西アジアを原産とするシソ科の二年草です。成長すると高さ1mほどになり、大きな葉と白から淡いピンク、淡い紫色を帯びた美しい花を咲かせます。

「クラリ(Clary)」という名前は、「明るい」「澄んだ」を意味するラテン語 clarus に由来するといわれています。
古くは植物の種子を水に浸してできた粘液を目に当てると異物が取り除かれ、視界がすっきりすると考えられていたことから、この名が付けられたという説があります。

別名マスカテルセージ(Muscatel Sage)とも呼ばれます。
花や葉にマスカットを思わせる甘い香りがあり、かつてワインの香り付けに利用されていたことに由来しています。

精油情報

抽出部位:葉、地上部(花の咲いた先端、葉、茎)
抽出法:水蒸気蒸留法
色:無色に近い淡い黄色
揮発度:中
香りの強さ:トップ(〜ミドル)ノート
香調:ハーバル・ノート
主な成分:酢酸リナリル、リナロール、ゲルマクレンDなど。

クラリセージ精油は、開花した花穂や葉を水蒸気蒸留して得られます。
250種類以上の芳香成分が含まれ複雑で深みのある香りがします。
甘く温かみのあるハーブ調を基調に、紅茶の茶葉のような深みと、マスカットを思わせるフルーティーな甘さをあわせ持つのが特徴です。
落ち着きのある中にも華やかさがあり、多くの人に親しまれています。

精油の働き

心身の緊張をやわらげ、深いリラックスへ導いてくれる精油です。
不安やストレスで気持ちが張りつめているときに、穏やかで前向きな気分へと整えてくれます。
また、女性のライフステージに寄り添う精油として古くから親しまれ、毎月のリズムや年齢による心身のゆらぎをサポートする目的で利用されています。

女性に寄り添う精油としてよく知られていますが、それだけではありません。
筋肉のこわばりや肩・首の張り、運動後の筋肉疲労を和らげる目的でも利用され、性別を問わず幅広い場面で親しまれています。

利用シーン

アロマテラピーでは次のような場面で利用されています。

心:緊張や不安など、心を和らげ気分を明るくしたいときやリラックスしたいに利用されます。

体:筋肉のこわばりや肩・首の張り、筋肉疲労を和らげるボディケアにも用いられます。

肌:肌や頭皮の皮脂バランスを整えるケアに用いられています。

生活:就寝前のリラックスしたいときや、ヨガや瞑想、深呼吸したいとき、寝室やリビングの空間づくりなどに利用されます。



主な作用:エストロゲン様、鎮痙、沈静、抗炎、血圧効果、通経作用など。

おすすめの使い方


芳香浴、沐浴、湿布、トリートメント、手作りコスメなど。

注意

  • 軽い刺激があるので低濃度からの使用する。
  • 妊娠中や授乳中は使用を控える。
  • 月経が重い場合、一時的に悪化の恐れがある。

スピリチュアル

チャクラ:②セイクラル、④ハート、⑤サードアイ

  • 内側の眼を強化するサポート。
  • 啓示の夢を見る手助けをする。
  • 枠組みを外す手助け。

アーユルヴェーダ

ドーシャへの影響:V、P、K、全てのバランスを整える
エネルギーの質:保湿、中性

相性の良い精油

・ラベンダー、ローズマリー、ペパーミント、ラバンディン
・オレンジ、グレープフルーツ、プチグレン、レモン
・イランイラン、ジャスミン、ネロリ、ゼラニウム
・クローブ、コリアンダー
・サンダルウッド、シダーウッド
・フランキンセンス、ミルラ、ベンゾイン


AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」学習のポイント

AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」覚えておきたいポイント

原料植物名:クラリセージ
別名:オニサルビア
科名:シソ科

抽出部位:花
抽出法:水蒸気蒸留法


・2年草で成長すると1mほどに育つ。
・植物の種を煎じた液を眼につけると視界がはっきりするとされ利用されてきた。
・「クラリ(Clary)」は、「明るい」「澄んだ」を意味するラテン語 clarus に由来する。
・マスカットに似た香りを持つことからワインの香りづけに使われてきた。
・幸福感をもたらす強壮作用が知られている。
・古くから女性特有の悩みをサポートし、リラックスさせる精油として親しまれてきた。

※この項目は、AEAJアロマテラピー検定の学習をサポートする目的で作成したオリジナルコンテンツです。AEAJの公式教材ではありません。受験の際は最新の公式テキスト・試験要項もあわせてご確認ください。

注意・免責事項
アロマテラピーは医療行為ではありません。本サイトに掲載している内容は、精油に関する一般的な情報や伝統的な利用法、文献をもとにまとめたものであり、効果や効能を保証するものではありません。
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参考文献

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