草原のような爽やかさとリラックスを誘うアロマの代表的な香り
植物情報
原料植物名:真正ラベンダー Lavender
別名:トゥルーラベンダー
科名:シソ科
学名:Lavandula angustifolia (Lavandula officinalis)
主な産地:フランス、ブルガリア
ラベンダーは、シソ科のラヴァンドラ属(Lavandula)に属する常緑低木です。
属名 Lavandula は、ラテン語で「洗う」を意味する lavo に由来するといわれ、古代ローマでは公衆浴場(テルマエ)での入浴や香油を使ったマッサージ、洗濯などに利用されていました。
古代エジプトでは香料や防腐処理に、古代ギリシャ・ローマではスキンケアや衛生管理、香りづけなど、暮らしのさまざまな場面で親しまれてきた歴史があります。
現在「アロマテラピー」という言葉は、1937年にフランスの化学者 ルネ=モーリス・ガットフォセ が著書『Aromathérapie』で初めて用いた造語です。
ガットフォセは実験中にやけどを負い、とっさにラベンダー精油を使用したところ回復が良好だったことをきっかけに、植物の芳香成分がもつ働きに強い関心を抱いたとされています。
この出来事が、精油の研究を深めるきっかけとなり、「アロマテラピー」という概念の誕生へとつながりました。
そのためラベンダーは、アロマテラピーを象徴する精油のひとつとして広く知られています。
ラベンダーは交配しやすい植物で、現在では数百種類ともいわれる品種や交配種が存在します。
代表的なものには真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)、ラバンディン(Lavandula × intermedia)、スパイクラベンダー(Lavandula latifolia)などがあり、それぞれ香りや精油成分、用途に特徴があります。
日本では20世紀初頭にフランスから導入された種をもとに北海道・富良野で栽培が始まり、品種改良を重ねながら現在も国内有数のラベンダー産地として知られています。
精油情報
抽出部位:花
抽出法:水蒸気蒸留法
色:淡い黄色
揮発度:トップ〜ミドルノート
香りの強さ:中
香調:ハーバル・アロマティックノート
主な成分:リナロール、酢酸リナリル、酢酸ラバンデュリル
花から抽出される精油ですが、甘く濃厚なフローラルの香りではなく、野原に咲くラベンダーを思わせる爽やかなグリーン調にほのかな花の甘さが溶け込んだ香りが特徴です。
やわらかな甘さと清涼感が調和し、すっきりとした清潔感の中に上品でやさしい華やかさを感じられます。
精油の働き
ラベンダーは、心・体・肌の幅広いケアに活用される、アロマテラピーを代表する精油です。
緊張やストレスを和らげながら心身を穏やかに整える働きが期待されています。
用途が幅広いので初心者から経験者まで親しまれている代表的な精油です。
利用シーン
アロマテラピーでは次のような場面で利用されています。
心:心が落ち着かないときやリラックスしたいとき、質の良い休息をサポートしたいときに利用されます。
体:筋肉の緊張や肩・首のこわばりを和らげるマッサージに利用されます。
肌:皮膚を清潔に保ち、肌を健やかに整える働きがあることから、日焼け後の炎症を鎮めたいときや、ニキビや虫刺され後のケアなどにも古くから親しまれてきました。
生活:ルームスプレーやディフューザーでリラックスできる空間づくりや、 枕やリネンの香りづけ、バスタイム、掃除や洗濯の香りづけに利用されます。
主な作用:鎮静、リラックス、安眠サポート、鎮痛、鎮痙、抗炎症、創傷治癒促進、抗菌、抗真菌、空気清浄など。
おすすめの使い方
芳香浴、沐浴、吸入、湿布、トリートメント、手作りコスメなど。
注意
- 鎮静作用に優れ、眠気を誘うため、仕事中や運転前の使用には注意する。
- 肌の弱い人は低濃度から使用する。
スピリチュアル
チャクラ:①ベース、②セイクラル、③ソーラープレクサス、④ハート、⑤スロート、⑥サードアイ、⑦クラウンチャクラ、全てのチャクラのバランスを整える。
- 全てのチャクラのバランスを整える。上位のチャクラと下位のチャクラの調和。
- チャクラの鎮静と活性の両方に働きかける。
- 日常と霊性を統合させる手助けをする。
アーユルヴェーダ
ドーシャへの影響:V−、P ↓、K ↓
エネルギーの質:弱冷却、中性
相性の良い精油
ハーブ、シトラス、フローラル、スパイス、樹脂、オリエンタル系、どのような精油と合わせてもバランスを取ってくれます。
AEAJ アロマテラピー検定 1/2級 「精油のプロフィール」学習のポイント
AEAJ アロマテラピー検定 1級 /2級「精油のプロフィール」覚えておきたいポイント
原料植物名:真正ラベンダー
別名:トゥルーラベンダー
科名:シソ科
抽出部位:花
抽出法:水蒸気蒸留法
・学名Lavandula (ラバンデュラ)は、ラテン語で「lavo(洗う)」「Lividus(青みがかった鉛色)」に由来するといわれている。
・フレッシュで、ややフローラル感のある爽やかな香りが特徴。
・細胞の活性化や抗炎症が期待され、古くからスキンケアに使われてきた。
・質の良い睡眠にも。
※この項目は、AEAJアロマテラピー検定の学習をサポートする目的で作成したオリジナルコンテンツです。AEAJの公式教材ではありません。受験の際は最新の公式テキスト・試験要項もあわせてご確認ください。
注意・免責事項
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参考文献
