ドーシャのバランスを乱す原因
ドーシャは、私たちが日々行なっている行動やライフスタイル、食生活や食べ方、環境や五感からの刺激によって影響を受けて常に変化しています。
アーユルヴェーダでは「似たものは似たものを引き寄せ、相反するものはバランスをもたらす。」という言葉があります。
それぞれのドーシャが持つ特性と同じ要素を取り続けていると、ドーシャのバランスが乱れる原因となり、逆の要素を取り入れることによってバランスを整える手助けになります。
この記事では、3つのドーシャの乱れる原因と、整え方のヒントを紹介しています。
ドーシャの乱れの特徴
ドーシャの乱れやすさ=Vata>Pitta>Kapha
3つのドーシャの中でも、ヴァータドーシャは特に日常のケアが必要なドーシャです。
それは、ヴァータ・ドーシャが持つ「風」の軽やかさと「動かす」エネルギーは、他のドーシャよりも早くバランスを崩しやすい傾向があることと、ヴァータの持つ性質が他のドーシャに影響を与えるからです。
ヴァータが持つ風の性質は、バランスが乱れることによって他のドーシャにエネルギーを送り、他のドーシャが持つエネルギーを拡大させる働きがあります。
例えば、ピッタが持つ「火」のエネルギーを燃え上がらせ、怒りっぽくなったり炎症を起こしたり、
カパの持つ「安定」のエネルギーは重さを増し、だるさや停滞感を招くことにつながります。
このようにヴァータ・ドーシャが乱れは他のドーシャにも影響しやすく、結果としてバランスの乱れが連鎖的に広がっていきます。
このことから、ピッタやカパの体質の人であっても、ヴァータの乱れる原因を知っておくことや、ヴァータのケアを日常的に意識することがとても大切です。
ヴァータを乱す原因
- 過度な運動
- 睡眠不足
- 不規則な生活
- 一度のたくさんのことを行うこと(〜ながら作業)
- 話し過ぎること
- TVやパソコン、スマートフォンなどの電子機器の過度な使用
- 電車や自動車、飛行機など高速な移動手段
- 冷たい風や寒さに長時間さらされる環境
- サウナやホットヨガなどの人口熱などの身体の温め過ぎ
- 水分や油分が少ない乾燥した食べ物
- サラダなどの生の冷たい食べ物
- カフェイン
- 炭酸飲料
- 薬物
ピッタを乱す原因
- 働き過ぎ
- 激しい運動
- 完璧主義や競争心
- 騒がしい場所や音楽
- 長時間の炎天下での活動
- サウナやホットヨガなどの人口熱や過剰過ぎる熱
- 喫煙
- アルコール
- カフェイン
- スパイシーな辛いものや強い酸味の過剰摂取
カパを乱す原因
- 座り姿勢中心の生活
- ダラダラする、怠惰な行動
- 運動不足
- 眠り過ぎること
- 湿度の高い環境
- 身体を冷やすこと
- 砂糖を多く使った甘味の摂り過ぎ
- 冷たい飲み物や食べ物、生野菜の摂り過ぎ
- 揚げ物などの重くて油っぽい食べ物の過剰摂取
- 乳製品の摂り過ぎ
ドーシャのバランスを整える方法
ヴァータ・ドーシャを整える
- 規則正しい生活習慣
- 適度な睡眠時間の確保
- デジタルデトックス
- 休息を定期的にとる
- のんびりした時間を過ごす
- オイルケアを行う
- 軽めの運動
- 水分と油分を十分の含んだ温かい食事
- 甘味、酸味、塩味を食事に摂り入れる
- 気持ちを落ち着かせるハーブティー
ピッタ・ドーシャを整える
- 日中11〜15時の日差しを避ける
- 静かで落ち着いた環境に身を置く
- 深呼吸
- 定期的に瞑想を行う
- 禁煙
- 禁酒
- 苦味、渋味、甘味を食事に摂り入れる
- 冷やす作用のある食材やスパイス、ハーブを摂り入れる
- サラダや果物
カパ・ドーシャを整える
- 散歩や運動で定期的に体を動かす
- 生活に刺激を与える
- 温暖で乾燥した環境に身を置く
- 甘味を控える
- 二度寝や眠りすぎ、昼寝を避ける
- 苦味、渋味、辛味を食事に摂り入れる
- 身体を温める食事が基本ですが、少量であればサラダもOK
- 黒胡椒やシナモンのような刺激のあるスパイスを摂り入れる
