気持ちを前向きにする上品な柑橘系の香りの精油
植物情報
原料植物名:ベルガモット
別名:ベルガモットオレンジ
科名:ミカン科
学名:Citrus bergamia
主な産地:イタリア、南フランス、コートジボワールなど
イタリア南部のカラブリア地方を主な産地とする柑橘類です。
果実は苦味が強く、果汁や果肉はあまり利用されませんが、ジャムなどに加工されることもあります。
紅茶のアールグレイの香り付けに使われることで広く知られています。
名前の由来は、最初に栽培されたとされるイタリアのベルガモ市にちなんだものといわれています。
17世紀には、オーデコロンの名の由来となった「ケルンの水」にも用いられ、古くから現在に至るまで香料として長く親しまれてきた香りです。
精油情報
抽出部位:果皮
抽出法:圧搾法、水蒸気蒸留法
色:淡い黄色〜淡い緑色
揮発度:トップノート
香りの強さ:弱
香調:シトラスノート
主な成分:d -リモネン、酢酸リナリル、リナロール、サビネン、γ-テルピネン、β-ピネンなど。
柑橘系ならではの明るくフレッシュな爽やかさに、上品でほのかに甘い香りが特徴です。
ほかの精油とも相性がよく、さまざまな香りのブレンドに取り入れやすい精油です。
果皮を圧搾して得られる精油には、ベルガプテンなどのフロクマリン類が含まれ、紫外線に当たると肌に炎症や色素沈着を引き起こす光毒性があります。
一方、水蒸気蒸留法で得られる精油は、これらの成分がほとんど含まれず、光毒性のリスクが低いとされています。
また、フロクマリン類を除去・低減したFCF(フロクマリンフリー)タイプも販売されています。
肌のお手入れに使用する場合、特に日中は、FCFタイプや水蒸気蒸留法で得られたものを選ぶとよいでしょう。
精油の働き
明るくフレッシュで、ほのかな甘酸っぱさを感じさせる香りは、落ち込んだ気持ちや不安を和らげ、前向きな気分へと切り替えるのに役立ちます。
緊張をほぐし、心を落ち着かせたい時や、心地よい眠りを迎えたい時にも利用されます。
また、消化や食欲に関わる不調のケアにも用いられてきました。肌のお手入れでは、皮脂が気になる肌やニキビ肌のケアに利用されます。
利用シーン
アロマテラピーでは次のような場面で利用されています。
心:気分が落ち込んだ時や不安、緊張を感じる時に、明るく爽やかな香りが気分転換を助けます。気持ちを切り替え、前向きになりたい時にもおすすめです。
体:食欲が落ちている時や、消化が気になる時に利用されます。心と体の緊張をほぐし、リラックスしたい時にも役立ちます。
肌:皮脂が気になるオイリー肌や、ニキビができやすい肌のお手入れに利用されます。
※ 肌に使用する場合は、光毒性に配慮し、FCFタイプなどを選びましょう。
生活:抗ウイルス作用が報告されており、風邪などが流行する季節の室内芳香にも利用されます。爽やかな香りで空間を心地よく整え、気分をリフレッシュしたい時や寝つきが悪いときにもおすすめです。
主な作用:抗ウィルス、抗炎症、抗不安、高揚、消化促進、鎮静作用など。
おすすめの使い方
芳香浴、吸入、湿布、トリートメント、手作りコスメなど。
注意
- 光毒性があり、日中の使用は控えるかFCFを利用する。
- 妊娠初期、分娩前後は使用を控える。
- 妊娠後期、授乳期間中は半分以下の濃度で使用する。
- 刺激性があるため、肌に使用する際は(特に敏感肌の人は)低濃度から使用する。
- 古いもの、酸化した精油は使用しない。
スピリチュアル
チャクラ:③太陽神経叢、④ハート
- 悲しみで閉じた心を癒し、再び喜びに向かって開く手助けをする
- 落ち込んだ気持ちを明るく楽しい気持ちにしてくれる
- どのチャクラに対しても、乱れや揺らぎ、ブロックや障害を手放す手助けをしてくれる
アーユルヴェーダ
ドーシャへの影響:V↓、P↑、K↓
エネルギーの質:熱、乾燥
相性の良い精油
様々な精油と相性がよく、爽やかさと上品な甘い香りがプラスでき、使いやすい精油です。
全ての柑橘系の精油と相性が良いです。
・レモングラス、ミント、バジル、、マジョラム、パチュリ、ローズマリー
・ラベンダー、ジャスミン、ネロリ、ローズ
・シダーウッド、サイプレス
・フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」学習のポイント
AEAJ アロマテラピー検定 1級 「精油のプロフィール」覚えておきたいポイント
原料植物名:ベルガモット
別名:ベルガモットオレンジ
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出法:圧搾法
・イタリア南部カラブリア地方が主な産地
・爽やかでややグリーンな印象の柑橘系の香りが特徴。
・果汁や果肉はほとんど利用されず、果皮から香料を得るために栽培されている。
・香料としてフレグランスや化粧品に配合されている。
・アールグレイ(紅茶)の香りづけに使用される香料として有名。
・17世紀末にオーデコロンの名の由来となった「ケルンの水」の主原料。
・光毒性
※この項目は、AEAJアロマテラピー検定の学習をサポートする目的で作成したオリジナルコンテンツです。AEAJの公式教材ではありません。受験の際は最新の公式テキスト・試験要項もあわせてご確認ください。
注意・免責事項
アロマテラピーは医療行為ではありません。本サイトに掲載している内容は、精油に関する一般的な情報や伝統的な利用法、文献をもとにまとめたものであり、効果や効能を保証するものではありません。
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参考文献
