第2チャクラ:スワディシュターナ (Svādhisthāna)セイクラル・チャクラについて

AYURVEDA

持って生まれた生命力、人生を創造するチャクラ

チャクラとは?

チャクラとは、サンスクリット語で「円」「車輪」「運命」「永遠」などの意味を持ち、生命エネルギーが集まり、全身に配分されるエネルギーセンターのことです。その人の環境や感情、健康状態や様々な要因によって常に変化をしています。

こちらの記事では、7つ在ると言われている主要なチャクラの下から2番目のにあるとされるスワディシュターナチャクラ(セイクラル・チャクラ)について書いています。

7つのチャクラのテーマなどはこちらの記事「チャクラについて」をご覧ください。

スワディシュターナチャクラとは?

サンスクリット語のSva(自分・自己)とAdhishthana(住処・基盤・座)の2語からなる言葉で「自分の住処」、「自己の基盤」などを意味しています。
スワディシュターナチャクラは、下腹部のへそ下10cmあたりの仙骨近くにあるといわれます。およそ子宮のある位置なので女性は意識がしやすいかも知れません。

英語では「セイクラル・チャクラ(Sacral Chakra)」と呼ばれますが、セイクラルSacralは、英語で仙骨周辺を指します。スワディシュターナチャクラの位置をみると仙骨に近い位置のためこの呼び方がされてるようです。

テーマやシンボルカラー

感情、情緒のバランス、創造性(生命をはじめとする絵画やアート、日常的なアイディアなど生み出すエネルギー)や、快楽、喜び、性的エネルギーや生殖活動などと関連しています。
アナハタチャクラが、愛情や慈悲の心を司るのに対してスワディシュターナチャクラは性的興味や欲望、恋愛感情などと関連するエネルギーです。シンボルカラーは輝くオレンジ色だといわれています。

チャクラとヨガ

スワディシュターナチャクラを整えるには、第1チャクラがバランスしていることが前提で、ひとつのチャクラに働きかけるアーサナだけでなく全身を動かす太陽礼拝なども練習に同時に行うと良いでしょう。
ヨガのアーサナ(ポーズ)では、合蹠のポーズ(Baddha Konasana)や船のポーズ(Navasana)、座位の開脚前屈(Upavistha Konasana)などがスワディシュターナチャクラに働きかけます。

バランスが取れているとき (サットヴァな状態)

スワディシュターナチャクラのバランスが取れていると、何ごとも慌てず自然に変化を受け入れ、そのことに喜びを感じることができます。健全で満たされた性生活を保ち、喜びを感じ、その活力や欲求は調和がとれたものになります。
感情に流されずにしっかりと気持ちが落ち着いていると感じられ創造力が高まり、何事も容易にやり遂げることができます。

アンバランスなとき(タマスな状態)

感情が流れず閉ざされ、切り離されたような感じになります。情緒が不安定になったり、孤独やストレスを抱えたり、鬱状態になることも。他人に対して無関心になったり、冷たく接したりすることも。
ぽっこりとした下腹部や腰痛、婦人科疾患や前立腺の問題など生殖器官に問題が出ることも。

活発すぎる時(ラジャスな状態)

気持ちが先走りしてしまって行動が伴わなくなったり、感情に支配されて何も手につかなくなることも。セックスや薬物などに依存したり中毒になる人も。これは第2チャクラだけの問題だけでなく第1チャクラを活性させることで安定するようになります。

バランスを整える方法

  • シンボルカラーの「オレンジ色」を取り入れる。
  • カーネリアン、カルサイト、ムーンストーンなどを身につける。
  • ヨガを行う:合蹠のポーズ、船のポーズ、座位の開脚前屈などを行う。
    ※1つのチャクラに働きかけるアーサナだけを行うのではなく、他のアーサナを含めた全身に働きかけるプラクティスを行うことが大切です。太陽礼拝なども練習に取り入れると良いと思います。
  • アロマ(香りを嗅ぐ):ベースノートよりも少しだけ軽く、気持ちを高揚させてくれたり、催淫性のあるチャクラの性質と似た性質を持つ精油が第2チャクラに働きかけてくれます。
    精油:オレンジ、ジャスミン、イランイラン、クラリセージなど。
  • 瞑想時のムードラ:両手を膝の上に置き、軽く握ります。親指を伸ばして親指同士を体の前で一直線になるように向かい合わせにします。この姿勢で5分ほど瞑想を行います。
タイトルとURLをコピーしました