健康な身体と心の指標

AYURVEDA

健康な身体と心の状態を知るヒント

「健康ですか?」この質問に対しての皆さんどのように回答しますか?

ほとんどの方は、治療中の病気や怪我がなくて健康診断の数値が悪くなければ、
「健康です!」と言えなくても「健康だと思います」ぐらいのトーンで答えるのではないでしょうか。

続いて、「夜はよく眠れていますか?」「ストレスはありますか?」このように質問を変えると、
「寝つきが良くないです」「ストレスが多いです」このような方もいる方が多いと感じています。

普段何気なく過ごしていると、健康について意識することは少ないと思いますが、アーユルヴェーダには「健康な状態の指標」が明確にあります。

この記事ではアーユルヴェーダの視点から、健康な状態の指標について、健康状態が良い時のサインを紹介していきます。

アーユルヴェーダの特徴

アーユルヴェーダはサンスクリット語でAyuh(生命・寿命)Veda(科学・智慧・真理)などの意味を持ちます。そのことから「長寿の知恵」「生命の科学」などと呼ばれています。
アーユルヴェーダの目的は生きるための方法を学び、より良い人生を歩むための知恵であり、健康維持と病気の予防にあります。

アーユルヴェーダの考え方には、ヒトも自然界の一部であり、私たちの体内にも自然の法則が働いていて、自然とヒトの体を同じように捉えます。

病や症状などの「一部」だけを診るのではなく、その人が生まれ持った体質、体の状態、睡眠や食べ物などの生活習慣、感情や思考などの精神状態、病や症状だけでなくその人の「全体」をみるホリスティックな医学です。

西洋医学では、痛みや症状が出ていない状態を「病気ではない」と位置付けます。
そのため、なんとなくだるい、眠い、疲れているなどの違和感を感じて受診したとしても
「特に問題はありません」と言われ、身体に感じた違和感を解消するアプローチをすることなく帰宅した経験がある方もいると思います。
もちろん、大きな問題がないと分かることは良いことですが、体に感じた違和感は残ります。

アーユルヴェーダでは、病気にはいくつかの段階があると考えており、たとえ痛みや症状が出ていない状態でも、ドーシャのアンバランスやアグニ(消化力)の働きの低下やアーマ(老廃物)の蓄積などを診て「未病(病気になる前段階)」健康状態に問題があるとして、改善策を探ります。

睡眠の問題やストレスなど精神的な問題を抱えていることは、現代人の私たちにはあまりにも日常的に感じている人が多く「ふつうのこと」「よくあること」と捉えがちです。

※アーユルヴェーダの基本的な考え方とドーシャについてはこちらの記事をご覧ください。
アーユルヴェーダの基本的な考え方|自然の法則とドーシャをわかりやすく解説

健康な状態とは?

  • 1日を通してエネルギーが安定している
  • 食欲が安定していて、強い欲求がない
  • 排泄のリズムが安定している
  • 髪や肌に艶がある
  • 瞳が澄んでいる
  • 声に柔らかさがあり、よく通る
  • 肩こり、腰痛、片頭痛などの体の痛みがない
  • 悲しみや怒り、寂しさや満たされていないなどの心の痛みがない
  • 変化に富んだ感情を簡単に切り替えられる
  • 人生に対しての情熱がある
  • 自信を感じる

アーユルヴェーダではこれらが健康の指標として掲げてられています。

まとめ:アーユルヴェーダが示す「健康」という考え方

アーユルヴェーダが示す健康の指標は、「すべてを満たしているかどうか」を判断するためのチェックリストではありません。
これらは、今の自分の体や心の状態に気づき、どこに無理が生じているのか、
どこに余白があるのかを知るための「目安」として示されています。
たとえ、ここに挙げられている項目のいくつかに当てはまらなかったとしても、それは「不健康」という意味ではなく、
「今の生活や心身の状態を見直すヒントがある」というサインかもしれません。

アーユルヴェーダの健康観は、完璧な状態を目指すものではなく、
日々変化する体と心に気づき、調整し続けるプロセスそのものを大切にしています。

今の自分はどんな状態なのか。何が足りていて、何が疲れているのか。
この記事が、そんな問いを自分自身に向けるきっかけになれば幸いです。

※自宅でできるオイルを使った簡単なセルフケアのやり方についてはこちらの記事で紹介しています。
セサミオイル|特徴や働き、セルフケアのヒント

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