第5チャクラ:ヴィシュッダ (Viśuddha)スロート・チャクラについて

AYURVEDA

真実の想いを言葉にのせて表現するコミュニケーションを司るチャクラ

チャクラとは?

チャクラとは、サンスクリット語で「円」「車輪」「運命」「永遠」などの意味を持ち、生命エネルギーが集まり、全身に配分されるエネルギーセンターのことです。その人の環境や感情、健康状態や様々な要因によって常に変化をしています。

こちらの記事では、7つ在ると言われている主要なチャクラの下から5番目のにあるとされるヴィシュッダ・チャクラ(スロート・チャクラ)についてアーユルヴェーダの視点を取り入れて書いています。

7つのチャクラのテーマなどはこちらの記事「チャクラについて」をご覧ください。

ヴィシュッタ・チャクラとは?

ヴィシュッダ・チャクラのヴィシュッダは、サンスクリット語のVissudha(ヴィシュッダ)の「特に純粋な」という意味を持ち、コミュニケーション、自己表現、真実を語る力、創造性を司るエネルギーセンターといわれています。第5チャクラとして喉の鎖骨の中心に位置し、英語ではスロート(=のど)チャクラ(Throat Chakra)と呼ばれています。

テーマやシンボルカラー

ヴィシュッダ・チャクラは、真実、自己表現、発信、コミュニケーションなどの、自分を表現することと関わりがあります。
思考や感情、身体で感じたことのバランスを取り、感情や思考などの自分の内側にある「思い」の何を表に出すかの選別と、コミュニケーションで欠かせない他者の言葉を聞いて受け入れるなどの自分の中での情報処理にも関わる場所です。
また、純粋なコミュニケーションを行うために不要なエネルギーや古い思考の癖を言葉や声、紙に書き出すなどの内側のエネルギーを外へ出して自身を浄化する役割も果たしています。
シンボルカラーは「青」です。

チャクラとヨガ

魚のポーズ(Matsyasana)、弓のポーズ(Dhanurasana)など胸と喉を開くアーサナ(ポーズ)や、肩立ちのポーズ(Sarvangasana)のように首元に意識が向くアーサナがおすすめです。チャクラに働きかけるヨガに限りませんが全身のエネルギーをバランスよく整えるように行ってください。

バランスが取れているとき (サットヴァな状態)

自分の内側にある思考や感情といった真実を言葉にすることが容易になります。これらは魂からの表現であるため言葉に影響力があります。偽りの言葉や情報と距離を置きます。他者と真実のコミュニケーションがなされているとき、双方にとって真の理解と信頼が生まれ発展的な関係が築けます。
他者からの言葉に素直に耳を傾け、その中に愛や調和があるかどうかの判断ができるので、意見を自分なりに噛み砕くことができて内面にざらついた雑音や感情が残りません。

アンバランスなとき(タマスな状態)

話しをするタイミングがわからなくなってしまったり、自分の考えや感情が考えを伝える勇気や、他者からどう思われるかが気になり表現力が失われ言葉に詰まったり口数が減ります。また、真実を聞き分けられなくり、「嘘」のような真実ではない偽りの言葉を口にしたり、偽りを真実だと思い込もうとすることも。他者や外部からの情報に惑わされ決断力が鈍り優柔不断になることもあります。

活発すぎる時(ラジャスな状態)

噂話や上部だけの言葉、愛や調和が伴わない言葉がベースとなります。他者をまくし立てるように話し続けたり、言い争いや威圧的な物言いをして相手を疲れさせても本人はそれに気づきません。

バランスを整える方法

  • シンボルカラーのブルー系の色を取り入れる。
  • ソーダライト、アマゾナイト、アクアマリンなどを身につける。
  • ヨガを行う:魚のポーズ、弓のポーズ、肩立ちのポーズなどを行う。
  • ※1つのチャクラに働きかけるアーサナだけを行うのではなく、他のアーサナを含めた全身に働きかけるプラクティスを行うことが大切です。太陽礼拝なども練習に取り入れると良いと思います。
  • アロマ:ジャーマンカモミール、サイプレス、ティートリーなど。
  • 瞑想時のムードラ:両手を膝の上に置き、そこから両手の親指を天井方向立て他の指は軽く握ります。そのまま親指の向きを体の外側に向け、この状態で5分ほど瞑想を行います。
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