ヨガは、呼吸と動きを合わせながら心と体を整える「動く瞑想」と呼ばれています。
それは、ヨガを行うときに常に呼吸に意識を向け、体や呼吸を自発的にコントロールしているからです。
この「動き+呼吸」のリズムが心や意識を今この瞬間に向けて、瞑想状態に近づけていきます。
1つ1つのポーズを呼吸を深めながら行うことで、次第に心の静寂を感じられるようになります。
「私は体が硬いからヨガはできない。」という声も聞きますが、体が硬くても大丈夫です。
大切なのは、他人と比べず、自分のペースで身体が心地良いと感じる加減で、できる限りゆったりとした呼吸を続けることが大切です。
例えば、「猫のポーズ(Vidasana)」は、ヨガのクラスを受講したことがない方でもきっと一度は目にしたことがあると思います。
四つん這いの姿勢から、呼吸に合わせて背中を反らせたり丸めたりするポーズですが、このポーズは幅広い年齢層の方におすすめできる素晴らしいポーズでもあります。
呼吸に合わせた身体の動きを通して身体が伸びる気持ちよさや、緊張を繰り返したあとにポーズから離れたとき、行う前とは少し違う感覚が得られると思います。
朝に行えば、1日をすっきり気持ちよく始められ、就寝前に行えばその日の疲れをゆったり癒してくれます。
日々の忙しさから離れ、自分自身と静かに向き合う時間は、自分らしさを取り戻すきっかけにもなってくれるでしょう。
ヨガは、誰にとってもやさしく、深く、自分自身に還る旅です。
※この記事では、ヨガ未経験の方や初心者の方に向けてAsanaをヨガ、またはポーズと書いてご紹介しています。